不適切ラボノート

実験物理学生の不適切ラボノート

EURO欧州選手権

昨日からEURO決勝トーナメントが始まっています。

たまに宿や街中のパブ、あるいは研究所内のレストラン*1などで試合を見ているのですが、
こちらの人達のサッカーに対する熱意の大きさには驚きます。


私は今フランスに滞在しているのですが、
フランスが勝利した日には街の広場は深夜だったとしても大騒ぎで、
クラクションを鳴らしまくる車や、ベランダで踊ってる人、国旗を持って練り歩く人なんかがいます。

また、EURO期間中は街中で国旗を見かける機会がとても増えます。
国旗がベランダの手すりに張ってあったり、車のアンテナにかけてあったりするんですね。

しかも、フランス国旗だけではありません。
EUにより人の自由な移動が保障された今、僕が滞在しているような都市郊外の田舎町でも、フランス外からやってきた人が沢山居て、彼らは母国の国旗を掲げるのです。
そのため、そのような人達が集まる集合住宅なんかは、いろんな国旗が掲げられて、
非常に賑やかな光景になっています。

しかし、ほとんどサッカーを楽しむ人たちは賑やかなだけで無害なのですが、
この熱量が一度違う方向に向かうと、ひどいことになります。
マルセイユではフーリガンが暴動を起こしましたし、
クロアチア戦では発煙筒がピッチに投げ込まれました。
いずれも試合会場周辺だけの話なのですが、EUROが終わるまではあまり気を抜かないほうがよさそうです。

*1:EURO期間中はテレビが設置されて、毎試合放映されています。これも驚きですね。